【実践】ノーコードで店舗アプリを作る方法|商品管理・店舗検索・マイページ(後編)

2026/04/28
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【実践】ノーコードで店舗アプリを作る方法|商品管理・店舗検索・マイページ(後編)

本記事でわかること

  • カメラ機能を活用し、特定の商品データへ即座にアクセスするQRコードスキャン設定方法
  • 位置情報を利用して、店舗一覧を地図上に可視化するマップエレメントの実装手順
  • ボタン操作からモーダル表示へつなげる、ユーザー導線の作り方
  • ユーザー情報を表示し、アプリのセッションを管理する基本設定

前編では、アプリの基本となるデータベースの準備や、ホーム画面・お知らせ・クーポン機能の作成方法について解説しました。

【実践】ノーコードで店舗アプリを作る方法|ホーム・クーポン・基本機能(前編)
【実践】ノーコードで店舗アプリを作る方法|ホーム・クーポン・基本機能(前編)
前編では、アプリの基本となるデータベースの準備や、ホーム画面・お知らせ・クーポン機能の作成方法についてご紹介しています。

多店舗運営では、「商品がどこにあるか分からない」「近くの店舗をすぐ確認できない」といった課題が発生しがちです。

後編では、こうした現場の課題を解決する機能を実装していきます。

各機能がどのようにデータベースと連携し、実際の画面として形になっていくのか、その具体的な設定手順を見ていきましょう。

実際の開発手順

以下のステップで店舗アプリを構築していきます。

Step1. 商品一覧・詳細ページ

商品を「すぐ探せる」ことは、現場で使われるための最も重要なポイントです。Step1ではその中枢となる商品一覧、商品詳細のページを作成していきます。

商品一覧・商品詳細 完成イメージ


<データベースの準備>

商品テーブルの作成

「商品」テーブルを新規で作成します。下記の型の列を追加していきます。

  • 画像:画像
  • テキスト:説明
  • 数値:在庫
  • 数値:価格

<アプリ画面の編集>

商品一覧
  1. ヘッダーとフッターのついた新規ページを用意し、ページ名を「商品一覧」にします。
  2. アイコンエレメントを配置し、「barcode-scan」に設定します。アクションタブに移行し、「アクションを追加する>その他>QRコード読み取り」に設定します。
  3. カスタムエレメントを貼り付け、データベースを「商品」に設定します。右パネルエレメントタブ「+OR」からカスタムフィルターを追加します。上から、「Record ID」「含む」「QRコード読み取り」を指定します。これでQRコードを読み取って商品を検索することが可能になりました。
  4. カスタムエレメントの列数を2にします。画像エレメントを貼り付け、画像ソースに「商品>画像」を指定します。
  5. また2つあるテキストエレメントのうち、1つを商品のNameにします。もう1つについて「変数を追加>カスタム関数」を選択し、「計算式の挿入>Current商品>値段」「カンマ区切り」を選択し、値段を表示します。
  6. フッターのアクティブタブを2番目に指定します。全てのページのフッターの2番目を商品一覧に遷移するようにアクションを設定します。

商品一覧 QRコード検索と計算式の設定


商品詳細

  1. ヘッダーとフッターのついた新規ページを用意し、ページ名を「商品詳細」にします。
  2. 商品一覧ページのカスタムエレメントから、商品詳細に遷移するアクションを設定します。「アクションを追加する>ページ移動>作成済みページから選択」「商品詳細」を選択します。
  3. 画像エレメントを貼り付けます。画像ソースは「データベース>Current商品>画像」を選択して下さい。
  4. テキストエレメントを4つ配置します。上から2つには変数を追加し、「Current商品>Name」、「Current商品>説明」を設定します。3つ目には「在庫数:」と入力した後変数で「Current商品>在庫数」と設定します。4つ目には「在庫なし」を入力します。「在庫なし」についてはスタイルタブでtextColorをシステムカラーの「Red」に変更します。
  5. 在庫数についてのテキストエレメントに条件を付与します。「在庫数:」の方にはエレメントタブの表示設定から「条件により表示」を選択し、上から「Current商品>在庫数」「1」「~以上」を設定します。「在庫なし」についても「条件により表示」を選択し、上から「Current商品>在庫数」「0」「~以下」を設定します。これによって在庫数か在庫なし、どちらかのテキストが表示されるようになりますので、2つのテキストエレメントを上下に重ねておきます。
  6. ボタン1エレメントを配置します。アイコンを消し、テキストを「購入する」に変更して下さい。

商品詳細 在庫表示の条件付与設定

Step2. 店舗検索

多店舗展開では、「どの店舗にあるか分からない」ことが機会損失につながります。

地図で可視化することで、顧客・スタッフ双方の判断が一瞬でできるようになります。
Step2ではその地図と店舗一覧のページを作成していきましょう。

店舗検索、店舗詳細モーダルの完成イメージ


<データベースの準備>

「テーブルを追加」から「店舗情報」テーブルを新規作成します。デフォルトで用意されているName列を「店舗名」に変更します。更に下記の型の列を追加します。

  • テキスト:住所
  • 数値:緯度
  • 数値:経度
  • テキスト:URL
  • テキスト:営業時間

店舗情報テーブルの作成


<アプリ画面の編集>

店舗検索
  1. ヘッダーとフッターのついた新規ページを用意し、ページ名を「店舗検索」に設定します。「外部連携」カテゴリにあるマップエレメントを配置し、Google Maps APIキーを入力します。ピンの数を「複数個」に設定し、データには「店舗情報」を選択します。
  2. エレメントタブ下部の「ピン」の設定をします。ピンの入力を「緯度経度選択」に設定し、緯度には「Current店舗情報>緯度」、経度には「Current店舗情報>経度」の変数を設定します。「現在地の表示」にチェックを入れます。

マップエレメントのピン設定

  1. カスタムエレメントを地図の下に貼り付け、データベースには「店舗情報」を選択します。テキストエレメントを1つ追加し、「Current店舗>店舗名」「Current店舗>住所」「Current店舗>営業時間」の変数を追加します。住所の行数は1行に設定しておきます。
  2. アイコンエレメントを2個用意します。「map-marker-radius」「clock」に設定し、それぞれテキストエレメントの住所、営業時間の隣に配置します。

店舗検索一覧のアイコン配置

  1. フッターの3番目のタブをアクティブにします。全てのページのフッターの3番目を店舗検索に遷移するようにアクションを設定します。
店舗詳細

店舗情報をクリックしたときに出す店舗情報はモーダルで実装します。

  1. 「ページを追加する」から新しいモーダルを作成し、ページ名を「店舗詳細」に設定します。
  2. 店舗検索ページから遷移のアクションを設定します。店舗検索ページのカスタムエレメントを選択し、「ページ移動>作成済みページから選択>店舗詳細」を選択します。
  3. デフォルトで用意されているチェックマークを消します。テキストエレメントが2つ用意されていますので、大きい方は消し、小さい方には「Current店舗情報>店舗名」を入力します。
  4. 店舗検索ページの住所、営業時間、及びアイコンエレメントをコピーし、店舗詳細モーダルにペーストします。住所の行数を複数行に設定します。住所のテキストを「Current店舗情報>住所」、営業時間のテキストを「Current店舗情報>営業時間」に設定し直します。
  5. 「OK」ボタンのテキストを「戻る」に編集します。ボタンのタイプを枠付きボタンに設定します。

店舗詳細モーダルの遷移設定

Step3. マイページ

マイページは、ユーザーごとの情報をまとめ、アプリを継続的に使ってもらうための重要な機能です。
さっそく作ってみましょう。

マイページ完成画面


<アプリ画面の編集>

  1. ヘッダーとフッターのついた新規ページを用意し、ページ名を「マイページ」に設定します。
  2. まず、画面上部に表示する情報を整備します。テキストエレメントを3つ用意します。上から2つ目までは「Logged In User>UserName」「Email」と変数を追加します。3つ目には「ID:」とテキストで入力し、変数の「Logged In User>会員番号」を追記します。全てのテキストエレメントをスタイルタブから中央寄せにします。
  3. 線エレメントを4本等間隔に配置します。
  4. 次に下に並べるリンクを用意します。テキストエレメントを3つ配置します。上から、「会員情報を変更する」「利用規約」「ログアウト」と入力します。
  5. アイコンエレメントを配置し、「chevron-right」に設定します。2つコピー&ペーストして、リンク用のテキスト1つにつき1つずつ横に配置します。
  6. ログアウトのテキストとアイコンエレメントをグループ化して、アクションを設定します。グループを選択した上で、アクションタブから「アクションを追加する>その他>ログイン>ログアウト」を指定します。会員情報の変更ページや利用規約への遷移を追加して、マイページが完成しました。
  7. フッターのアクティブタブを5番目に指定します。全てのページのフッターの2番目をマイページに遷移するようにアクションを設定します。

マイページ ログアウトアクションの設定

後編のまとめ:実用的な店舗アプリの完成

全18画面のアプリ構成図

後編では、QRコードスキャンや地図連携、マイページの実装を行い、全18画面の家具店舗向けアプリが完成しました。今回の後半部分の作成には約2日掛かっています。

これら全ての機能を、プログラミングコードを一行も書くことなく、コンポーネントの配置とデータベースの紐付けといった簡単な操作だけで構築しました。特に「店頭での商品検索」や「店舗の確認」といった動的な機能が、これほどスピーディーに実装できる点はPlatio Canvasならではの大きな利点です。

アプリの基本形が完成した後は、実際の運用に合わせて現場の作業者がバナーを差し替えたり、新しいクーポン施策を追加したりといったメンテナンスを容易に行えます。

本記事を通じて、ノーコードでの店舗DXが、決してハードルの高いものではないと感じていただければ幸いです。今回のようなアプリは、Platio Canvasで数日あれば構築可能です。自社のサービスをより身近にする第一歩として、ぜひPlatio Canvasの無料トライアルで、実際に作ってみてはいかがでしょう。

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よくある質問(FAQ)

QRコードを読み取った後、該当する商品がなかった場合の挙動はどうなりますか?
スキャンした値がデータベース内に存在しない場合は、検索結果が0件の状態になります。お客様が混乱しないよう、カスタムエレメント内に「該当する商品が見つかりませんでした」といったメッセージを配置し、条件によって表示させる設定を組み合わせるのがおすすめです。
店舗の地図ピンの色や形を変えることはできますか?
はい、可能です。地図エレメントの設定パネルから、ピンの画像や色をカスタマイズできます。例えば、店舗のブランドロゴをピンとして使用することで、より視覚的に分かりやすい地図画面を作成いただけます。
商品一覧でカテゴリを増やすのは大変ですか?
簡単です。データベース(商品テーブル)のカテゴリ列に新しい項目を追加するだけで、アプリ側にも反映されます。画面側の修正は不要で、運用に合わせて柔軟にカテゴリを拡張できます。
マイページにポイント残高を表示させる場合、数値は自動で更新されますか?
はい、反映されます。データベース上のポイント数値が更新されると、アプリのテキストエレメントに紐付けた変数も自動的に最新の値を表示します。再ログインなどをせずとも、常に最新の情報を提示することが可能です。
商品画像やクーポン画像は、どのような形式でもアップロードできますか?
一般的な画像形式(JPG、PNG、GIF)に対応しています。アプリの動作をより軽快にするために、あらかじめ正方形など推奨のサイズにトリミングしてからアップロードすることをお勧めします。

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この記事の著者:高橋 ゆみ

髙橋 ゆみ のアバター
Platio Canvasのプリセールスを担当しています。現場の皆さまに分かりやすく、実用的なアプリ活用のヒントを発信してまいります。

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