【実践】ノーコードで店舗アプリを作る方法|商品管理・店舗検索・マイページ(後編)
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本記事でわかること
- カメラ機能を活用し、特定の商品データへ即座にアクセスするQRコードスキャン設定方法
- 位置情報を利用して、店舗一覧を地図上に可視化するマップエレメントの実装手順
- ボタン操作からモーダル表示へつなげる、ユーザー導線の作り方
- ユーザー情報を表示し、アプリのセッションを管理する基本設定
前編では、アプリの基本となるデータベースの準備や、ホーム画面・お知らせ・クーポン機能の作成方法について解説しました。
多店舗運営では、「商品がどこにあるか分からない」「近くの店舗をすぐ確認できない」といった課題が発生しがちです。
後編では、こうした現場の課題を解決する機能を実装していきます。
各機能がどのようにデータベースと連携し、実際の画面として形になっていくのか、その具体的な設定手順を見ていきましょう。
実際の開発手順
以下のステップで店舗アプリを構築していきます。
Step1. 商品一覧・詳細ページ
商品を「すぐ探せる」ことは、現場で使われるための最も重要なポイントです。Step1ではその中枢となる商品一覧、商品詳細のページを作成していきます。

<データベースの準備>

「商品」テーブルを新規で作成します。下記の型の列を追加していきます。
- 画像:画像
- テキスト:説明
- 数値:在庫
- 数値:価格
<アプリ画面の編集>
商品一覧
- ヘッダーとフッターのついた新規ページを用意し、ページ名を「商品一覧」にします。
- アイコンエレメントを配置し、「barcode-scan」に設定します。アクションタブに移行し、「アクションを追加する>その他>QRコード読み取り」に設定します。
- カスタムエレメントを貼り付け、データベースを「商品」に設定します。右パネルエレメントタブ「+OR」からカスタムフィルターを追加します。上から、「Record ID」「含む」「QRコード読み取り」を指定します。これでQRコードを読み取って商品を検索することが可能になりました。
- カスタムエレメントの列数を2にします。画像エレメントを貼り付け、画像ソースに「商品>画像」を指定します。
- また2つあるテキストエレメントのうち、1つを商品のNameにします。もう1つについて「変数を追加>カスタム関数」を選択し、「計算式の挿入>Current商品>値段」「カンマ区切り」を選択し、値段を表示します。
- フッターのアクティブタブを2番目に指定します。全てのページのフッターの2番目を商品一覧に遷移するようにアクションを設定します。

商品詳細
- ヘッダーとフッターのついた新規ページを用意し、ページ名を「商品詳細」にします。
- 商品一覧ページのカスタムエレメントから、商品詳細に遷移するアクションを設定します。「アクションを追加する>ページ移動>作成済みページから選択」「商品詳細」を選択します。
- 画像エレメントを貼り付けます。画像ソースは「データベース>Current商品>画像」を選択して下さい。
- テキストエレメントを4つ配置します。上から2つには変数を追加し、「Current商品>Name」、「Current商品>説明」を設定します。3つ目には「在庫数:」と入力した後変数で「Current商品>在庫数」と設定します。4つ目には「在庫なし」を入力します。「在庫なし」についてはスタイルタブでtextColorをシステムカラーの「Red」に変更します。
- 在庫数についてのテキストエレメントに条件を付与します。「在庫数:」の方にはエレメントタブの表示設定から「条件により表示」を選択し、上から「Current商品>在庫数」「1」「~以上」を設定します。「在庫なし」についても「条件により表示」を選択し、上から「Current商品>在庫数」「0」「~以下」を設定します。これによって在庫数か在庫なし、どちらかのテキストが表示されるようになりますので、2つのテキストエレメントを上下に重ねておきます。
- ボタン1エレメントを配置します。アイコンを消し、テキストを「購入する」に変更して下さい。

Step2. 店舗検索
多店舗展開では、「どの店舗にあるか分からない」ことが機会損失につながります。
地図で可視化することで、顧客・スタッフ双方の判断が一瞬でできるようになります。
Step2ではその地図と店舗一覧のページを作成していきましょう。

<データベースの準備>
「テーブルを追加」から「店舗情報」テーブルを新規作成します。デフォルトで用意されているName列を「店舗名」に変更します。更に下記の型の列を追加します。
- テキスト:住所
- 数値:緯度
- 数値:経度
- テキスト:URL
- テキスト:営業時間

<アプリ画面の編集>
店舗検索
- ヘッダーとフッターのついた新規ページを用意し、ページ名を「店舗検索」に設定します。「外部連携」カテゴリにあるマップエレメントを配置し、Google Maps APIキーを入力します。ピンの数を「複数個」に設定し、データには「店舗情報」を選択します。
- エレメントタブ下部の「ピン」の設定をします。ピンの入力を「緯度経度選択」に設定し、緯度には「Current店舗情報>緯度」、経度には「Current店舗情報>経度」の変数を設定します。「現在地の表示」にチェックを入れます。

- カスタムエレメントを地図の下に貼り付け、データベースには「店舗情報」を選択します。テキストエレメントを1つ追加し、「Current店舗>店舗名」「Current店舗>住所」「Current店舗>営業時間」の変数を追加します。住所の行数は1行に設定しておきます。
- アイコンエレメントを2個用意します。「map-marker-radius」「clock」に設定し、それぞれテキストエレメントの住所、営業時間の隣に配置します。

- フッターの3番目のタブをアクティブにします。全てのページのフッターの3番目を店舗検索に遷移するようにアクションを設定します。
店舗詳細
店舗情報をクリックしたときに出す店舗情報はモーダルで実装します。
- 「ページを追加する」から新しいモーダルを作成し、ページ名を「店舗詳細」に設定します。
- 店舗検索ページから遷移のアクションを設定します。店舗検索ページのカスタムエレメントを選択し、「ページ移動>作成済みページから選択>店舗詳細」を選択します。
- デフォルトで用意されているチェックマークを消します。テキストエレメントが2つ用意されていますので、大きい方は消し、小さい方には「Current店舗情報>店舗名」を入力します。
- 店舗検索ページの住所、営業時間、及びアイコンエレメントをコピーし、店舗詳細モーダルにペーストします。住所の行数を複数行に設定します。住所のテキストを「Current店舗情報>住所」、営業時間のテキストを「Current店舗情報>営業時間」に設定し直します。
- 「OK」ボタンのテキストを「戻る」に編集します。ボタンのタイプを枠付きボタンに設定します。

Step3. マイページ
マイページは、ユーザーごとの情報をまとめ、アプリを継続的に使ってもらうための重要な機能です。
さっそく作ってみましょう。

<アプリ画面の編集>
- ヘッダーとフッターのついた新規ページを用意し、ページ名を「マイページ」に設定します。
- まず、画面上部に表示する情報を整備します。テキストエレメントを3つ用意します。上から2つ目までは「Logged In User>UserName」「Email」と変数を追加します。3つ目には「ID:」とテキストで入力し、変数の「Logged In User>会員番号」を追記します。全てのテキストエレメントをスタイルタブから中央寄せにします。
- 線エレメントを4本等間隔に配置します。
- 次に下に並べるリンクを用意します。テキストエレメントを3つ配置します。上から、「会員情報を変更する」「利用規約」「ログアウト」と入力します。
- アイコンエレメントを配置し、「chevron-right」に設定します。2つコピー&ペーストして、リンク用のテキスト1つにつき1つずつ横に配置します。
- ログアウトのテキストとアイコンエレメントをグループ化して、アクションを設定します。グループを選択した上で、アクションタブから「アクションを追加する>その他>ログイン>ログアウト」を指定します。会員情報の変更ページや利用規約への遷移を追加して、マイページが完成しました。
- フッターのアクティブタブを5番目に指定します。全てのページのフッターの2番目をマイページに遷移するようにアクションを設定します。

後編のまとめ:実用的な店舗アプリの完成

後編では、QRコードスキャンや地図連携、マイページの実装を行い、全18画面の家具店舗向けアプリが完成しました。今回の後半部分の作成には約2日掛かっています。
これら全ての機能を、プログラミングコードを一行も書くことなく、コンポーネントの配置とデータベースの紐付けといった簡単な操作だけで構築しました。特に「店頭での商品検索」や「店舗の確認」といった動的な機能が、これほどスピーディーに実装できる点はPlatio Canvasならではの大きな利点です。
アプリの基本形が完成した後は、実際の運用に合わせて現場の作業者がバナーを差し替えたり、新しいクーポン施策を追加したりといったメンテナンスを容易に行えます。
本記事を通じて、ノーコードでの店舗DXが、決してハードルの高いものではないと感じていただければ幸いです。今回のようなアプリは、Platio Canvasで数日あれば構築可能です。自社のサービスをより身近にする第一歩として、ぜひPlatio Canvasの無料トライアルで、実際に作ってみてはいかがでしょう。
よくある質問(FAQ)
QRコードを読み取った後、該当する商品がなかった場合の挙動はどうなりますか?
店舗の地図ピンの色や形を変えることはできますか?
商品一覧でカテゴリを増やすのは大変ですか?
マイページにポイント残高を表示させる場合、数値は自動で更新されますか?
商品画像やクーポン画像は、どのような形式でもアップロードできますか?
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