使われない業務アプリは何が違う?現場に定着するUI/UX改善の基本

2026/06/16
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使われない業務アプリは何が違う?現場に定着するUI/UX改善の基本

本記事でわかること

  • なぜ業務アプリは“使われなくなる”のか
  • 現場で定着するUI/UX設計の基本
  • ノーコードで改善サイクルを回す方法

はじめに|UIは「作れる」から「整えられる」へ

みなさん、こんにちは。マーケティング担当のタクミンです。

Platio Canvas(プラティオ キャンバス)を使えば、業務アプリはノーコードで「作る」ことができます。しかし、実際に作ってみると次のような悩みに直面することはないでしょうか。

  • なんとなくアプリの見た目が“素人っぽい”印象になる
  • 色やボタンの形がバラバラで統一感がない
  • 情報が多く、どこを見ればよいか分かりにくい
  • 機能は揃っているのに「使いやすい」と感じてもらえない

機能面は問題なくても、UIが整っていないだけでアプリの印象や現場の定着率は大きく変わります。今回の記事では、Platio Canvasで作成した名刺管理アプリを例に、UIを“整える”視点から再設計を行います。ポイントはセンスではなく、揃える・減らす・優先順位をつけるという基本原則です。アプリを「作れる」状態から一歩進め、「整えられる」状態にするための考え方を紹介します。

製品紹介資料 ~ ノーコードアプリ開発プラットフォーム「Platio Canvas」のご紹介
製品紹介資料 ~ ノーコードアプリ開発プラットフォーム「Platio Canvas」のご紹介
エンタープライズ向けノーコードアプリ開発プラットフォーム「Platio Canvas」のサービス資料です。Platio Canvasのサービス説明から、費用や流れまでわかりやすくご紹介しています。

Platio Canvas(プラティオ キャンバス)とは、エンタープライズ向けノーコードアプリ開発プラットフォームです。システム開発におけるスピード、柔軟性、セキュリティ、デザイン性を高次元で両立し、社内業務からBtoC向けのアプリ開発まで幅広く対応できるのが特長です。
Platio Canvasの製品詳細はこちら

ビフォー|なぜ“整っていない”印象になるのか?

アプリを作ってみたものの、「どこか整っていない」「なんとなく洗練されていない」と感じることはありませんか。これはセンスの問題ではなく、いくつかの要因が重なっているケースがほとんどです。

例えば、

  • 丸角の大きさが画面ごとに異なっている
  • グレーや装飾色の濃淡が統一されていない
  • 重要な情報とそうでない情報の強弱がない
  • ホーム画面に機能を並べすぎている

こうした小さなズレが積み重なることで、全体として“整っていない”印象になります。UIの違和感は単なる“見た目”の問題ではなく、入力負荷や操作ミス、確認漏れなどにつながり、結果として「使われないアプリ」になってしまうことがあります。

【改善前】Platio Canvasで開発した名刺管理アプリ

【改善前】Platio Canvasで開発した名刺管理アプリ(ホーム~名刺一覧)

UI改善は“センス”ではなく“リサーチと観察”から始まる

UIを整えるというと、「デザインセンスが必要なのでは?」と感じるかもしれません。しかし実際は、感覚ではなくリサーチと観察のプロセスから始めることで、再現性のある改善が可能になります。

今回の改善でも、いきなり作り直すのではなく、まず以下のステップから始めました。

  • 競合・類似サービスのリサーチ(構成・機能・デザイン)
  • 有名アプリを実際に触って分析する
  • UI Pocket や mobbin などの参考サイトを活用する
  • ターゲット(ペルソナ)を整理する

その上で共通点を抽出すると、

  • 配色は落ち着いたトーンに絞られている
  • 情報量が整理され、余白が確保されている
  • 角丸やボタン形状が統一されている
  • ホームは「機能一覧」ではなく“行動起点”になっている

といった法則が見えてきました。

UI改善は“センス”ではありません。
優れた事例を観察し、構造を分解し、自分のアプリに当てはめること。このプロセスこそが、整ったUIを作る最短ルートなのです。

原則①|揃えるだけで印象は変わる

UI改善の第一歩は、「新しく足す」ことではなく「揃える」ことです。パーツごとの小さなズレをなくすだけで、アプリ全体の印象は大きく変わります。そして、UIが揃っているだけで、ユーザーは「迷いにくい」「安心して使える」と感じやすくなります。

具体的には、次のようなポイントを統一しました。

  • 角丸の数値をすべて同じにする
  • ボタンの高さや形状を揃える
  • グレーの濃淡を固定し、色数を増やさない
  • 強調色は1画面1か所に絞る

これらはどの業務アプリにも応用できる基本原則です。揃っていないUIは無意識の違和感を生みますが、揃えるだけで「整っている」「信頼できそう」という印象に変わります。UI改善とは、複雑にすることではなく、ルールを決めて統一することなのです。

原則②|ホームは“機能一覧”にしない

業務アプリを設計する際、ついホーム画面にすべての機能を並べてしまいがちです。しかし、ホームは「機能のカタログ」ではなく、「行動の起点」であるべきです。

意識したのは、次のポイントです。

  • ユーザーに最初にしてほしい行動は何かを明確にする
  • 使用頻度の高い機能を優先的に配置する
  • 目的に直結しない機能はホームに置かない

例えば名刺管理アプリであれば、「名刺一覧」や「検索」を起点にすることで、利用者は迷わず次の操作に進めます。ホームを整理するだけで、アプリ全体の使いやすさは大きく向上します。UI設計では“機能を並べる”のではなく、“行動を設計する”視点が重要です。特に業務アプリでは、「どこから操作すればいいか分からない」状態が利用離脱につながります。そのため、ホーム画面は“何ができるか”ではなく、“最初に何をすべきか”を示すことが重要です。

原則③|情報には優先順位をつける

UIが分かりにくくなる大きな原因の一つは、すべての情報を同じ強さで見せてしまうことです。重要な情報と補足情報の差がないと、ユーザーはどこから見ればよいのか迷ってしまいます。

情報設計で意識したポイントは次の通りです。

  • ユーザーの視線は左上から入ることを前提に配置する
  • 最も重要な情報を画面上部に置く
  • 文字サイズ・太さ・色の濃淡で強弱をつける
  • すべてを強調しない(強調は1画面1~2か所まで)

これは情報アーキテクチャの基本原則でもあります。ユーザビリティを高めるためには、視認性と階層構造を意識することが重要です。

例えば名刺管理アプリでは、氏名や会社名を目立たせ、補足情報は控えめに表示することで、視線の流れが自然になります。情報に優先順位をつけるだけで、読みやすさと信頼感は大きく向上します。

原則④|UIは“画面”ではなく“流れ”で設計する

UIというと、つい1つひとつの画面デザインに意識が向きがちですが、実際の体験は「画面の流れ」で決まります。どれだけ見た目が整っていても、遷移が分かりにくければ使いづらい印象になります。

設計時に意識したポイントは次の通りです。

  • 操作の順序を整理する(例:一覧 → 詳細 → 編集 → 完了)
  • 不要な画面やステップを減らす
  • 戻る動線を明確にする
  • 完了時にチェックマークなどで操作完了を明確に示す

UIは“単体の画面”ではなく、“一連の体験”です。流れを整えることで、操作の迷いが減り、全体の使いやすさが向上します。そして、業務アプリでは、1画面ごとのデザイン性よりも、“業務を迷わず完了できるか”の方が重要となります。

【改善後】角丸や色味、情報の強弱を意識した状態

【改善後】角丸や色味、情報の強弱を意識した状態(ホーム/名刺一覧~登録完了)

Platio CanvasでUI改善がしやすい理由

UI改善は一度で完成するものではなく、試行錯誤を重ねながら磨いていくものです。その点、Platio Canvasは改善のサイクルを回しやすい環境が整っています。

例えば、次のような点が挙げられます。

  • ノーコードでレイアウトや項目配置をすぐ変更できる
  • 実機で確認しながら微調整できる
  • 項目追加や表示順の変更も柔軟に対応できる
  • エンジニアに依頼せず自分たちで改善できる

UI改善=大がかりな開発ではありません。そして、業務アプリは実際に運用して初めて課題が見えてきます。だからこそ、“すぐ修正できること”が重要です。Platio Canvasなら、小さな調整を積み重ねながら、実際の運用に合わせてUIを洗練させていくことができます。

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まとめ|UIは“才能”ではなく“整理”

UI/UX改善は、見た目を整えるためではなく、現場で定着し、運用され続ける仕組みを作るための取り組みです。今回紹介したように、基本原則を押さえるだけで、アプリの印象や使いやすさは大きく変わります。UIは才能ではなく「整理」です。まずは小さな改善から始めてみませんか。

【この記事の結論】

  • UI改善は“センス”ではなく整理の技術
  • 揃える・減らす・優先順位をつけるだけで印象は変わる
  • Platio Canvasならノーコードで改善を繰り返せる

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よくある質問(FAQ)

業務アプリのUI改善で最も重要なことは何ですか?
最も重要なのは、ユーザーに操作を迷わせないことです。情報の優先順位を整理し、揃える・減らすという基本原則を守るだけで、アプリの使いやすさは大きく向上します。
ノーコードツールでも本格的なUI改善は可能ですか?
はい。Platio Canvasではレイアウト変更や項目配置の調整を柔軟に行えるため、実機で確認しながら改善を繰り返すことが可能です。
デザインセンスがなくてもUI改善はできますか?
できます。優れた事例を観察し、共通点を抽出して自分のアプリに当てはめることで、再現性のある改善が可能です。
ホーム画面設計で失敗しやすいポイントは何ですか?
機能を並べすぎてしまうことです。ホームは「機能一覧」ではなく「行動の起点」として設計することが重要です。
UI改善はどのタイミングで行うべきですか?
運用開始後、実際の利用状況を見ながら段階的に行うのがおすすめです。最初から完璧を目指す必要はありません。

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この記事の著者:工 実香

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アステリアの製品に関するコンテンツ制作を行っています。新卒で入社し、日々奮闘中です。新しいことを学ぶのは楽しいです!

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