学校連絡アプリの作り方|出欠管理・保護者連絡をノーコードで構築する方法【教育DX事例・前編】
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本記事でわかること
- 教育現場の連絡業務をアプリ化するための設計の考え方
- 出欠連絡・お知らせ配信を実現するデータベース構成の作り方
- Platio Canvasで学校連絡アプリを構築する具体的な開発手順(画面作成〜アクション設定)
- ノーコードで業務アプリを内製する進め方とポイント
はじめに|教育現場の連絡、まだ“電話・紙”で困っていませんか?
みなさん、こんにちは。マーケティング担当のタクミンです。
教育現場では、欠席や遅刻の連絡、行事のお知らせなど、保護者とのやり取りが日常的に発生します。しかし、その連絡手段が電話や紙のままだと、先生側・保護者側の双方に負担がかかりやすくなります。特に朝の時間帯は欠席連絡が集中し、対応に追われてしまうことも少なくありません。
こうした課題を解決するため、エンタープライズ向けノーコードアプリ開発プラットフォーム「Platio Canvas(プラティオ キャンバス)」で「学校連絡アプリ」を作ってみました。保護者がスマートフォンから出欠の連絡を簡単にでき、管理者側で情報をまとめて確認できる仕組みです。さらに、学校行事などの情報をお知らせとして配信できる機能も加えてアプリ化することにより、保護者の方との連絡をよりスムーズにすることを目指しました。

※Platio Canvas(プラティオ キャンバス)とは、エンタープライズ向けノーコードアプリ開発プラットフォームです。システム開発におけるスピード、柔軟性、セキュリティ、デザイン性を高次元で両立し、社内業務からBtoC向けのアプリ開発まで幅広く対応できるのが特長です。
Platio Canvasの製品詳細はこちら
教育現場の連絡業務が抱える課題
近年、教育現場では出欠確認や保護者連絡などの業務負担が増加しています。特に朝の欠席連絡は電話が集中し、教職員の対応時間が大きな負担になっています。
また、連絡手段が電話・メール・紙配布などに分散していることで、以下のような課題が発生しています。
- 電話対応に時間が取られ、授業準備が圧迫される
- 出欠状況の転記ミスや確認漏れが起きやすい
- 保護者への情報共有にタイムラグが生じる
- 担当者によって運用方法が異なり属人化する
こうした背景から、「学校連絡アプリ」や「出欠管理システム」を活用したデジタル化が注目されています。
また、パッケージ化された学校連絡サービスも存在しますが、「自校の運用に合わせづらい」「機能が固定化されている」といった課題もあります。
今回作ってみたアプリの概要
今回作ってみたのは、学校現場で日常的に発生する「出欠連絡」「保護者への一斉通知」「連絡履歴管理」をデジタル化する学校連絡アプリです。
特に、朝の欠席連絡対応をスムーズにするため、電話対応の負担軽減と情報の一元管理を実現する設計にしてみました。

学校連絡アプリでできること
- 保護者が欠席・遅刻などの出欠を連絡
- 管理者(担任の先生など)が連絡内容を一覧で確認・管理
- 学校行事などの情報を「お知らせ」として一斉連絡配信
出欠連絡だけでなく、お知らせ配信機能を組み合わせることで、学校からの連絡もアプリ上でまとめて確認できるように設計しました。保護者側は「連絡する・受け取る」が一本化され、管理者側は情報の整理や確認がしやすくなる点が特長です。
想定利用シーン
この学校連絡アプリは、以下のようなシーンでの活用を想定しています。
- 朝の出欠確認業務の効率化
- 感染症発生時などの緊急連絡
- 行事変更・休校情報の即時共有
- 学級通信や資料配布のデジタル化
特に「電話が集中する時間帯の負荷軽減」は、多くの教育現場で課題となっているポイントです。
従来手段との違い
従来の電話・メール連絡では、電話対応に時間が取られてしまったり、情報を手作業で転記する必要や履歴確認が困難といった課題がありました。
アプリ化することで、入力 → 集計 → 管理 → 共有を自動化でき、業務の標準化と効率化が可能になります。
導入によって期待できる効果
学校連絡アプリを導入することで、次のような効果が期待できます。
- 朝の電話対応時間を約30〜50%削減
- 出欠情報の自動集計による転記作業の削減
- 保護者への一斉連絡の即時配信
- 連絡履歴の一元管理による確認漏れ防止
業務負担を軽減しながら、保護者とのコミュニケーション品質を向上させることが可能になります。
学校連絡アプリの構成ポイント
学校連絡アプリの構成を考える際に意識したのは、保護者と管理者の双方が迷わず使えるように、機能と画面をできるだけシンプルにすることです。出欠連絡は毎日発生する可能性があるため、入力の負担を減らし、必要な情報だけを確実に送れる設計を目指しました。
画面構成は、目的別に大きく分けています。
アプリの画面構成
- 出欠連絡の入力画面(保護者向け)
- お知らせ一覧(保護者向け)
今回、管理者側はアプリからではなくウェブブラウザ上(データ管理画面)で出欠内容確認やお知らせの配信登録をする想定でアプリの設計をしました。
Platio Canvasは後から項目や画面を追加・変更しやすいため、最初から作り込みすぎず、まずは運用できる形を作ってから改善していく方針にしました。
実際の開発手順(Platio Canvasでの作り方)
ここからは、Platio Canvasで学校連絡アプリを作成した際の開発手順を紹介します。
本記事では、学校連絡アプリの作り方を3ステップで解説します。
Platio Canvas 無料トライアルでぜひ一緒に作ってみてくださいね。
Step1.データベースの準備
<出欠連絡>
まず、出欠連絡用のデータベースの準備をします。Platio Canvas画面上部の「データベース」に切り替えて、出欠連絡に必要な項目を右側にある+ボタンから追加します。今回は、「学年クラス」「生徒名」「日付」「出欠理由」「連絡事項」の項目を用意しました。

<お知らせ配信>
続いて、同様にお知らせ配信用のデータベースも準備します。今回は「サムネイル用画像」「開催日時」「行事名」「行事詳細」の項目を追加しました。

Step2.アプリ画面の準備
<ホーム画面>
Platio Canvasで新規アプリを作成すると、「ホーム」というアプリ画面が用意されているので、この画面を起点にアプリ作成をします。左側のパネルから機能の部品(エレメント)が選べるので、ドラッグ&ドロップでアプリ画面内に配置していきます。
ホーム画面には、「テキスト」「ボタン」「カスタム」のエレメントを配置しました。出欠連絡用のボタン、お知らせの詳細を確認するボタン、そして配信されている最新のお知らせを一覧で確認できるリストとしてそれぞれテキストなどを右パネルから編集します。編集したい対象のエレメントを選択すると、右パネルが表示され、テキストやスタイルなどの編集ができます。

「カスタム」エレメントには、お知らせ配信用に用意した「行事」のデータベースを選択し、カスタム内のテキストや画像を設定します。
テキストで日時などを変数で設定する場合は、変数を選択し日付フォーマットを変更することをおすすめします。デフォルトでは「相対表示 10日前」と設定されていますので、開催日時などをアプリ画面上で表示したい場合は、「日付 2021/11/20」などへ変更します。曜日のみの設定も可能です。

<出欠連絡画面>
続いて新規ページを追加し、「出欠連絡」画面を作成します。左パネルのアウトプットから「カレンダー」を上部に、インプットから「フォーム」をそれぞれ配置します。
「カレンダー」には、出欠登録した日時をカレンダー上で確認できるように設定をします。

「カレンダー」エレメントを選択し、表示するデータを「出欠連絡」、イベント開始日/イベント終了日の両方に変数「出欠連絡>日付」を設定します。これで、カレンダー上の出欠登録をした日時に点が表示され、いつ出欠登録をしたか、一目で確認できるようになります。

<予定の詳細確認画面>
さらに、カレンダーをクリックしたときに予定の詳細を確認できるように設定を行います。カレンダーエレメントを選択し、右パネル一番下の予定表ビューのイベントタイトル、イベントサブタイトルに表示したいデータをそれぞれ設定します。今回は、「生徒名」と「出欠理由」が表示されるように設定しました。

これでアプリ上のカレンダーをクリックして詳細を確認できるようになりました。


<出欠登録フォーム設定>
続いて、出欠の登録をする「フォーム」の設定をします。配置した「フォーム」エレメントを選択し、右パネルからデータベースの選択をします。するとデータベースの項目に合わせてフォームの項目も自動的に変更されます。
これで、出欠連絡画面の設定は完了しました。
<お知らせ配信(行事詳細)>
次に、お知らせ配信を確認するためのアプリ画面を設定していきます。アプリ画面は、カレンダーと一覧で行事を確認、それぞれのエレメントをクリックすると行事の詳細が確認できるように構成しました。
まず、一覧画面を作成します。「カレンダー」と「カスタム」エレメントを配置します。それぞれのエレメントを設定します。

<詳細確認画面>
続いて、詳細確認画面を作成します。「画像」「テキスト」「シェイプ」エレメントを配置し、それぞれ右パネルから表示したいデータを設定します。

これで、お知らせ配信の仕組みを実装できました。
Step3.画面遷移などのアクションの設定
最後に、画面遷移等のアクションを設定します。ホーム画面の出欠連絡のボタンエレメントを選択し、右パネルのアクションタブのアクションを追加する>ページ移動>作成済みのページから選択を選択します。

続いて、先ほど設定した「ページ移動」を開き、プルダウンから遷移するページを選択します。今回の場合は、「出欠連絡」のページを設定します。

これで、ホーム画面の出欠連絡ボタンの画面遷移のアクションの設定が完了しました。同様に他のエレメントについても画面遷移のアクションを設定します。
トップの左にあらかじめ配置されている矢印の左アイコンも忘れず画面遷移のアクションを追加します。

これで学校連絡アプリの全ての設定が完了しました。最後に全体の動きを確認しながら必要に応じて微調整を行います。Platio Canvasはノーコードでアプリ開発ができるため、動きを確認しながら修正や改善も簡単に行えるのも特長です。
アプリを作ってみた感想
今回は、約1日程度で学校連絡アプリの開発ができました。
【学校連絡アプリのポイント】
- 出欠連絡をオンライン化
- お知らせ配信を一元管理
- 保護者と学校の連絡を一本化
- ノーコードで内製可能
実際に学校連絡アプリを作ってみて感じたのは、「教育現場のよくある連絡業務」も、ノーコードで十分に形にできるという点です。アプリ開発未経験でも、必要な項目を整理して必要な機能を画面に配置するだけで、出欠連絡とお知らせ配信の基本機能を作れました。
まずはシンプルに作って、現場の使い方に合わせて育てていける点は大きな魅力だと感じました。学校連絡アプリの後編では、実際にこのアプリの操作方法やPlatio Canvasならではのメリットを紹介していきます。

Platio Canvasは無料トライアルを用意していますので、ノーコードでのアプリ開発が気になった方は、ぜひ1度試してみてくださいね。1ヶ月たっぷりお使いいただけます!
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